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タイル工育成10ヶ年事業とは

本事業の内容

平成25年1月、当社は「タイル工育成10ヶ年事業」を宣言しました。
本事業の目指すところは、次の通りです。

  • 新卒者向けタイル工基礎教育3ヶ月コースにおける、OJT指導体制の整備充実
    【解説】OJT:職場で実務をさせながら行う従業員の職業訓練。
  • 3年でタイル工技能検定試験2級に合格できるように訓練・指導
  • 5年でタイル工技能検定試験1級に合格できるように訓練・指導

上記の教育訓練を行うためには、ハード&ソフトの体制・ベースを構築することが重要となります。

また、学校を訪問してのリクルート活動にも力を入れております。リクルート用に作成した求人用DVDを使ってのPRや、九州における合同説明会への出展など、積極的な活動を行ったところ、平成25年度からは毎年、新規高卒者を採用することができるようになりました。近年では、学生や学校関係者の皆様から当社に対する高い評価を頂いております。
平成27年からはキャリア促進助成金制度:若年人材育成コースもスタートさせ、本事業の実現はますます加速するものと期待しています。

事業の実施に至った背景・理由など

当社は、昭和36年1月に長谷川タイル工業所(個人事業)の商号にて創業し、その後、昭和43年5月に長谷川タイル工業株式会社の社名にて法人化、平成21年10月に現在の社名である株式会社長谷川となった、タイル工事業の老舗企業です。
平成20年9月、リーマンショックによる取引先の中堅・大手建設企業の倒産等から、当社のタイル工事業の維持は苦境に立たされていました。そこでもう1本の事業の柱として、平成22年から京セラソ―ラーFC加盟店として太陽光発電事業も手掛け、事業基盤を強固にしたことにより、現在では安定した収益を確保できるようになりました。
ただこの苦しかった期間に、タイル工事業は高齢化が進んでいました。若手社員の採用・確保のため積極的に地元京都府及び近畿地方の高校訪問を実施しましたが、「タイル張り工募集」ではそのイメージや働く魅力の訴求に乏しく敬遠され、なかなか採用に結びつかないという状況でした。
そこで平成25年1月、若年入職者の減少対策として、処遇改善を行い若手技術者が誇りを持って働ける職場を作り、3Kと言われない入職しやすい環境づくりとタイル張り工を継続的に採用・育成する「タイル工育成10ヶ年事業」に着手しました。

事業の目標達成に向けた、その他の活動内容

1 技能教育用施工手順マニュアル及び制作

制作:平成27年11月~平成28年3月

タイル工において主要な仕事を占める外壁の施工手順について長谷川マイスター(職人・福島氏)による制作アドバイス、監修を受けながら施工手順マニュアル、映像などによるDVDを制作しました。

技能教育用施工手順マニュアル及びDVD制作
技能教育用施工手順マニュアル及びDVD制作
技能教育用施工手順マニュアル及びDVD制作
2 キャリア促進助成金制度:若年者人材育成コース開設

作成:平成27年11月~平成28年3月

平成27年春入社の新規高卒者1名、平成28年春入社の新規高卒者2名を対象とするタイル工育成に関する全体計画、カリキュラムなどを作成しました。

3 ホームページの更新

作成:平成27年2月~平成29年12月

今回の「タイル工育成10ヶ年事業」のスキームを総合的に訴求するために、求人及び、見習工育成の情報を掲載したホームページの製作と公開を行いました。

4 研修ツールの調達、新入社員受入環境づくり

作成:平成27年4月~平成28年3月

研修で使用する保護具、道具類などの整備を行うと共に、新入社員が入居する社員寮のリフォーム工事を行い、生活・居住空間充実を図りました。